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ラプアン カンクリは、家族経営です。

テキスタイルの家業を引き継いで4代目のエスコ・ヒェルトは、テキスタイル産業を営む家に生まれ育ちました。エスコにとって「ラプアン カンクリで働く人々は、家族と同じように大切な存在で、従業員の子どもの名まえもすべて覚えている」といいます。

妻・ヤーナは、エンジニアの仕事を退職し、エスコの事業に協力するため、ラプアに戻ってきました。最初は、田舎の習慣にすこし戸惑ったという彼女。夕食の準備をしていると、ご近所さんが台所に上がったり、横に座っておしゃべりしたり。都会では滅多に見なくなった暖かな交流が、ラプアには今も残っているそう。仕事が忙しくても、助け合って暮らしていける、そんな地域社会も大切にしています。

4代目のエスコと妻・ヤーナ。

祖父母の助けもあり、子育てをしながら会社を営んできた、エスコの家族が暮らす家もラプアにあります。大学で産業経済学を学んだ長女、そして歴史が大好きな双子の兄と、スポーツマンの弟の5人家族。仕事に情熱を注ぎながら、子どもたちにも溢れんばかりの愛情をかけて育てる様には、脱帽するばかり。エスコとヤーナが仕事を頑張れるのは、「家族があるからこそ」と。

曾祖父のユハは、エスコに会社の継承を押し付けたことは一度もなく、自然な成りゆきでした。今では、娘のヴィルマがマーケティングセールスの仕事を手伝っています。「もちろん、ふたりの息子のどちらかが継いでくれたら嬉しいけれど、競争の激しい世界。将来は自由に選択してほしい」とエスコとヤーナは願っています。

エスコが会社を引き継いだ当時、8名だった従業員も、現在は50名に増えました。職場スタッフの85%は、女性。最も長いキャリアを持つスタッフは約40年。20年以上のキャリアを持つひとも働いています。

スタッフの成長と地域社会の向上のために、ひとりひとりの声に耳を傾けながら、定期的に勉強会を開いたり、仕事と家庭を両立できる労働環境も大切にしています。

4代目のエスコにとって、家族のようなラプアン カンクリのスタッフ。

ラプアン カンクリでは、毎朝9時のモーニングコーヒーで一日がスタート。14時には午後のコーヒーブレイクをとり、みんなで楽しいひとときを過ごします。仕事の合間のコーヒーブレイク(カハヴィタウコ)は大切な時間で、一日を共に過ごす仕事仲間は、とても大切な存在なのです。

ひととのつながりを大切にしながら、成長してきたラプアン カンクリ。小さな町工場としてスタートしたラプアン カンクリの日用品(テキスタイル)が、世界中でファンを増やし続けている秘訣は、「身近なひとを大切にすること」なのかもしれません。

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