フィンランドはクリスマスの国

北部の街ラップランドにサンタさんが住む国、フィンランド。

12月はフィンランド 語で「クリスマスの月」と呼ぶことからも、クリスマスをどれだけ大切にしているのかが伝わってきますね。

クリスマスマーケットが開催され、イルミネーションがあちこちでキラキラと輝き、街全体がまるで絵本の世界のように幻想的な雰囲気に包み込まれます。

11月に入ると、あちこちで「ピックヨウルはいつにする？」という話で持ちきりになります。

ピックは「小さな」、ヨウルは「クリスマス」を意味するフィンランド語で、お友達や同僚などと集まってワイワイと楽しむプレ・クリスマスパーティ、日本でいう忘年会のようなイベントです。

いつもよりちょっとおしゃれをしてレストランに行ったり、アクティビティを企画したり、お家で集まったりと、楽しみ方もそれぞれ。

わたしはお友達と映画を観たり、ジンジャーブレッドクッキーを一緒に焼いたりしました。

プレゼント交換ではきのこ狩りとお料理が趣味のお友達にラプアン カンクリのきのこ柄キッチンタオルを贈ったところ、とても喜んでもらうことができました。

そしていよいよ12月24日のクリスマスイブが訪れると、ほとんどのお店やレストランは閉まり、この一年で最も重要な日をお家で家族とゆっくり団欒してお祝いします。

もみの木をオーナメントで飾りつけ、キャンドルを灯し、食卓には伝統的なクリスマスディナーが並びます。

クリスマスハムやサーモン、茹でたじゃがいもにディルをたっぷり和えたもの、ニシンの酢漬けなど、フィンランドのクリスマス料理は基本的に作り方も味付けもシンプルで、自然の恵みをそのまま味わいます。

なんといっても欠かせないのがキャセロールで、ニンジン、じゃがいも、サツマイモなどバリエーションも豊富。

グロギ（スパイスで味付けされたホットワイン）と風車の形をしたクリスマスタルトもクリスマス定番ですが、フィンランド人のお友達に教わってたジンジャーブレッドクッキーにブルーチーズを乗せる食べ方も意外とハマるおいしさなので、是非試していただきたいです。

この時期は一年で最も日照時間が短く暗い日々が続きますが、こうして大切な人と一緒にクリスマスをお祝いしてその絆を感じ、心のエネルギーをチャージして春を待ち望むのです。

それではみなさま、ヒュヴァー・ヨウルア（フィンランド語でメリークリスマス）！