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第1回 夫婦2人暮らし。素材の組み合わせを楽しむインテリア

今回伺ったのは、スタイリストの谷山真季(たにやままき)さんのご自宅。
33平米の都内のマンションに、夫婦2人暮らしをしています。



この家を選んだ決め手は、光と建具の良さでした

谷山さん :
「この物件を見た瞬間に、直感で気に入ってしまいました。窓が大きく取られていて、光がとてもキレイだったんです。早朝や夕方はスッと壁に影が落ちるのですが、その様子も見ているだけで心が安らぎます」

谷山さん:
「物件を探す時は、建具もよく見るようにしています。ここの建具は薄いグレーだったり、 キッチンのタイルもピスタチオのような気が利いた色だったりで、どこか外国の部屋のような雰囲気。
住み始めて3年以上経ちましたが、今でも気に入っています」




心地の良いものを追い求めて

谷山さん:
「心地良いと思えるかどうかを大切にして、いろいろなことを決めています。例えば以前の家にはテレビがあったのですが、私の場合は情報量が多くて心地良くないかもと感じてしま うようになり、手放すことにしたんです。

空気が淀んでいると感じる時は、アロマなどの香りを使うようにしています。朝からお香を焚く日もありますし、玄関に置いているポプリも心を清らかにしてくれるアイテムです」



素材と向き合うのが好き

谷山さん:
「スタイリストという仕事柄か、ガラスやプラスチックや金属やアクリルなど、素材と向き合うことがすごく好きです。ホームセンターに行くと材料に目移りして、ついワクワクしてしまうほど」

谷山さん:
「壁に飾っているのは、経年変化をして味わい深くなったピンクの紙です。紙が入っていた ビニールのペラペラっとした光り方も気に入っているので、袋に入れたまま飾っています」



リネンも好きな素材のひとつ。これは肉厚でやわらかでした

谷山さん:
「今回私が選んだのは、ラプアン カンクリのUSVA(ウスヴァ)です。部屋のインテリアは白や黒を基調にしてできるだけ色を抑えているので、色はlinen-greyに」

谷山さん:
「リネンはすごく好きな素材です。ハリがあって堅いイメージだったのですが、これは最初からとてもやわらかで、溶け込んでくる感じがしました。一度洗いをかけてあるからなんですね。
素肌に心地よいから、寒い季節はくるまって使いたいです。

リネンだけだとナチュラルな風合いに寄りすぎるので、キレイな雰囲気を出せるサテン地の掛け布団カバーと合わせて使っています。

ベッドだけではなく、テーブルクロスにしたり部屋の仕切りとして使ってもぴったりのサイズ。 部屋のどこにあっても馴染みやすいデザインだから、一年中いろいろな場所で楽しめそうです」

谷山 真季

大学卒業後インテリア会社にて8年勤務、ショップディスプレイ、コーディネート提案など幅 広く活躍。2019年より、本格的にインテリアスタイリストとして独立。衣食住を中心としたラ イフスタイルについて、独自の感性を生かしたスタイリングを雑誌やWEB、広告など多数 提案している。

Photo & Text:Saito Megumi

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