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第6回 ベルギーのレストランで感じた空間を日本でも。アートと多国籍な家具で彩られたインテリア

日本らしい釉薬の壺が目に入ったと思ったら、アフリカ製の仮面が飾ってあったり、日本ではお目にかかれないほどスケールの大きなベルギー製の棚があったりする。

さまざまな国のアイテムが混ざりあった個性豊かなインテリアは、スタイリスト・城素穂(じょうもとほ)さんのご自宅です。

城さんが現在借りている家は築40年。当時流行していたというステップフロア(中二階や中三階のある間取り)が設けられ、110平米ある広い空間がゆるやかに区切られています。

住んでいるのは城さんと夫・娘の3人。それからベルギーのフランドル地方を原産とした小型犬であるスキッパーキのもずく君です。

出張先で出会ったレストランに惚れ込んで、しばらく海外で生活をしていたこともあるユニークな経歴の城さん。

そんな彼女だからこそ生み出せるインテリアのこだわりについて伺いました。


プリミティブアート×デザイナーズ。唯一無二のオーナー夫婦のセンス

いまから13年ほど前、城さんはとあるレストランに惹かれてベルギーへの移住を決意しました。レストランのオーナー夫婦の美的感覚は、城さんの仕事はもちろん、現在の自宅のインテリアにも多大な影響を与えているといいます。

城さん:
「私はその当時からスタイリストの仕事をしていました。生地の見本市へ行くためにベルギーのブリュッセルまで出張し、ついでにアントワープに寄ったんです。そうしたら、そこにあったレストランの雰囲気に惚れ込んでしまいました。
堅苦しくなりがちな高級レストランのはずがどうしてこんなにも居心地が良いのか、その訳を知りたくて、すぐにオーナーに働かせて欲しいとお願いをしたんです。その結果給仕の仕事をさせてもらえることになり、しばらくの間アントワープで暮らそうと決めました」

城さん:
「オーナー夫婦は大のプリミティブアート(土着の民族美術)好き。家には槍や仮面などさまざまな美術品がところ狭しと並んでいました。そこにオーナーお手製のクスッと笑える作品が置いてあったり、イームズなどのデザイナーズの椅子が合わさったりしているインテリアで、唯一無二のセンスに魅了されましたね。

ヨーロッパなのでさまざまな国のものが入ってきやすく、アイテムはどれも多国籍。国が限定されていない雰囲気もすごく好きでした」

城さんもまた、これをきっかけにプリミティブアートに興味を抱くようになったそうです。

城さん:
「アントワープにはアンティーク街があり、蚤の市も盛んです。当時購入したアートはいまも家に飾ってあります。

私の家には日本で購入したものも多くありますが、作られた国はオーナー夫婦のインテリアと一緒でバラバラです。窓際に置いたデイベッドは中国のものですし、チェストはスペイン、ソファーはアフリカのマラウイチェア。

味わいがあるものが好きなのでヴィンテージ品を購入することが多いですが、金属素材のものや工業製品を組み合わせることで、インテリアに奥行きを出しています」


丁寧に設計された、光がきれいな家

玄関のドアを開くと、すぐに天井の高いひろびろとしたリビングがあります。そして部屋の奥にあるみじかい階段をあがると、まるで路地裏にあるカフェのように落ち着いたキッチンとダイニングにつながるのです。

柿の木とハナミズキが目に飛び込んでくる、大きな窓が印象的でした。

城さん:
「大家さんによると、建築家の方が設計した家だそうです。

住めば住むほどしっかりとデザインされているなと感じます。光の入り方がとても丁寧に考えられているので、心地が良いです。大きな道路に面して建っていないところも、静かに過ごせて気に入っています」


子どもと食事をとるときの、手拭きにぴったりでした

今回城さんにもラプアン カンクリのアイテムを使っていただきました。城さんが選んだのはジュニパーベリーが描かれたKATAJANMARJAのハンカチと、幾何学模様が特徴的なTRIANOのタオル(48x70cm)。

城さんはこの2つを、食卓で使いたいと思ったそうです。

城さん:
「ハンカチは、子どもと食事をする際の手拭きにぴったりだと思い選びました。ナプキン代わりに膝にかけてもいいですね。

KATAJANMARJAは見た目も愛らしく、食卓が華やぎます。サイズも大きすぎず、我が家の小ぶりなテーブルにはぴったりでした。

汚れた場合は食器用洗剤で洗って干しておくと、薄いのですぐに乾きました」

TRIANOのタオルもまた、城さんらしい使い方が光ります。テーブルランナーとして使ってみたそう。

城さん:
「我が家のテーブルはそこまで大きくないので、48x70cmくらいのサイズで丁度良かったです。1枚敷いておくだけで食卓にあたたかな雰囲気が加わりますね。

テーブルランナーとしてだけではなく、食器を拭くのにも使ってみました。少し厚みのある生地なので、吸水性が良いですね。その上ガーゼのように乾きも良い印象です。安心してたくさん食器が拭けるなと思いました。

2種類とも丈夫ですしさまざまな使い方ができるので、これから活躍しそうです」

城 素穂(じょう もとほ)

スタイリスト・chizuさんのアシスタントを経て独立。食まわりのスタイリストとして活動後、ベルギー・アントワープのレストランへ遊学。帰国後再びスタイリストとして活動。夫と娘、愛犬と共に暮らす。

Photo & Text:Saito Megumi

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