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第5回 経年変化が味になる、あたたかな家具とグリーンと暮らす

今回は、世田谷区羽根木にあるフラワーショップ「malta」のオーナーである布山 瞳(ふやま ひとみ)さんのお宅をご紹介します。

布山さんは現在ご自宅の建て替えの真っ最中だそう。仮住まいとして家族3人で今回紹介する物件で暮らしています。3階建てで90平米ある集合住宅は、元々生えていた木々を一本も抜かずに設計されたもの。そのため合間を縫うように作られた曲線の壁が特徴的な物件です。

布山さん:
「1階は玄関と子供部屋、2階がキッチンとリビングダイニング、3階が寝室です。

デザイナーズの物件は家具の配置が難しいかもしれないと思っていたのですが、今までの自分だったらしない置き方など工夫のしがいがあり、とても楽しんでいます。

持っていた家具も、違う見え方がするので新鮮ですね。

家具は一人暮らしの頃から使っているものもあります。流行のものよりも長く楽しめそうなデザインに惹かれますね。使い勝手も重要なので、汚れても味が出てくるものを選ぶようにしています。

クリアなものだったりクールなものも素敵ですが、私は木材などあたたかみのある素材が落ち着きます。金属でもピカピカに磨かれすぎていない、味わいを感じるものに魅力を感じます」

どの窓からも木々が見える、気持ちの良い布山さんのお宅。さらにフラワーショップのオーナーというだけあり、外部だけではなく、家の中も切り花から観葉植物まで、さまざまな植物が溢れていました。

布山さん:
「花は、お店が日・月・火とお休みなので、スタッフのみんなと余ったものを持ち帰っているんです。
実際に花と暮らしてみることで、お客さまにも実感のこもった説明ができると思っています」


仕事でも家でも使える、顔うつりの良いあたたかいホワイト

布山さんがラプアン カンクリのアイテムの中から選んだのは、羽織っても膝掛けとしても使える「MARIA ポケットショールのwhite」と、キッチンなどで大活躍する野生のハーブが描かれた「 VILLIYRTIT タオルのblack-linen」です。

2つのアイテムのカラーは、それぞれホワイトとブラック。色の印象だけだと格好良くまとまりそうですが、単一的ではない微妙な色合いと織りが作る奥行きが、布山さんが大切にする味わい深い家具や花々の雰囲気によく馴染んでいます。

布山さん:
「ポケットショールは、秋冬の肌寒い時期に仕事で使えそうだと思いました。花のアレンジをしている時など、羽織ると過ごしやすそうです。

シンプルなデザインながらポケットが大きいのも便利で魅力的ですね。

家で膝掛けにするのも良さそう。お風呂上がりや朝出かける前のほっと一息整える時間などに使いたいなぁと思いました。

ホワイトにした理由は、どんなコーディネートにも合わせやすそうだったことです。それにあたたみのあるアイボリーのような色なので、顔うつりも良さそうだと思いました」



洗った食器もすっぽり隠れる、大きめサイズが使いやすい  

VILLIYRTITのタオルは、キッチンの洗い物用に使っているそう。

布山さん :
「食器を拭くのはもちろん、ラックで自然乾燥させるときの目隠しとしても使っています。大きめサイズなので洗ったものがすっぽり隠れてくれるところが気に入りました」

「柄物を適度に取り入れるのが好きです。VILLIYRTITは主張しすぎない品の良い柄がインテリアに馴染みやすく、使いやすいなと思いました。

ポケットショールも、ソファに置いてあるだけで絵になりそう。この秋冬、存分に楽しみたいです」

布山 瞳

花と緑のアトリエ『malta(マルタ)』の店主 。撮影、店舗装飾、ウェディング装飾なども手掛ける。 季節感や色彩、素材の調和を大切に、暮らしを豊かにする提案をしている。

Photo & Text:Saito Megumi

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