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ラプアン カンクリのプロダクトをお渡しして、
実際に2週間使っていただきました。
さて、その後の暮らしぶりはいかがですか?

志暁(モデル)志暁(モデル)

様々なファッション誌や広告を中心に、CMやテレビ出演など多岐に渡って活躍の場を広げているモデルの志暁(しき)さん。日本人の父とフィンランド人の母を持つバックグラウンドから、メディアを通じてフィンランドの魅力を発信することも多いそう。「新しいことを始めようと長年在籍した事務所を独立したばかり」という彼女に、ライフスタイルの拠りどころとなるフィンランド的時間の過ごし方や心の持ち方、数々のストーリーが詰まった東京での暮らしぶりについて話を聞きました。


Being a Model

表現者であること

端正で透明感のあるルックスが人気のモデル・志暁(しき)さんは、いわゆるステレオタイプの“ファッションモデル”像とは程遠く、素朴で、どこか奥ゆかしい光を放つ人。
モデルになったきっかけを尋ねると、「小学生の頃、日本のある子ども番組で可愛い服を着たハーフの子どもたちが楽しそうに歌ったり踊ったりしているのを観て、なんだかドキドキしたんですよ。思えばそれが発端かもしれない」と静かに微笑みました。
志暁さんが10歳を迎える頃、フィンランド人であるお母さんの故郷・ヘルシンキへ家族で移り住むことに。そこで、仲良しだった親戚の女の子がモデルをしていたのに影響され、いろいろな洋服を着ては写真を撮り合うなどして遊ぶうちに、自然とモデルになる夢が膨らんでいったと言います。
短くも濃い2年間のフィンランド生活を終えて日本へ戻り、東京の生活が始まるとほどなくしてモデルデビュー。それから現在に至るまでの14年間、様々な環境の変化がありながらもモデルの仕事を辞めようと思ったことは一度もないと言います。
「おしゃれが好きというより、何もないところからそれぞれのプロフェッショナルが協力し合って、ひとつのものを生むということ自体がすごく好き。 モデルとして私もそこに加わり、メイクや服の力で自分じゃないもう一人の自分が現れる、そんな瞬間に今もワクワクするんです」

心から楽しめるものを着たい

「普段はカジュアルなスタイルが多くて、メイクほとんどしないです。ネイルは、数日で剥がれちゃうじゃないですか。…実は、それが好きで(笑)。いつも完璧っていうより、そこに生活感を感じられる方が愛おしくなるというか。友だちにはヘンて笑われるんですけど」
ファッションは、自分が心から好きで楽しめているかどうかが重要と志暁さんは続けます。モデルという職業柄、トレンドは情報としてインプットしつつ、むしろ50年代や60年代のヨーロッパのヴィンテージに心惹かれるそう。
「祖母がすごくお洒落な人だったので、バッグやコートなど祖母から譲り受けたものも長く大切に着ています。年代物のアイテムを今どきのものとミックスするのも面白いし」

今回の撮影は、ラプアン カンクリのリネンスカーフ「HALAUS」がスタイリングの鍵。ニュアンスのあるピスタチオカラーのネイルが、スカーフの色と絶妙にマッチするコーディネイトは、春先の小さなガーデンを思わせます。
「スカーフにこんな使い方もあるんだって発見。昔の映画のヒロインから生まれた“真知子巻き”*も気になります。カジュアルな感じでサラッと巻いてみたいな」

*映画『君の名は』で、岸惠子演じる真知子がストールを頭からかぶるように巻いたスタイルのこと。


Weekend escape_1

頭のスイッチをOFF。
心はONに

北欧ではオンとオフの切り替えをとても大切にしています。休みになると仕事のことは一切考えないのが一般的で、子どもたちも学校の休みは、勉強よりも家族との時間が優先。確かに、これでもかというくらいにオフを満喫すると、仕事や学校が待ち遠しくなるかもしれません。
志暁さんも、幼い頃から何もしないオフの日を意識してつくっていたと言います。
たいていは自然に身を置くこととセットで、近くの公園を散歩したり、かつてお祖母さんが住んでいた逗子までふらりと足をのばすことも多いそう。
「夕方から行って、砂浜に横になって夕陽を見て、そのうち夜になって星空を見て帰るってコースをよくやります(笑)」

海辺では、ただ心をカラにして過ごすという志暁さん。そうすることで次第に心が満たされてくるのを感じると言います。
「都会で生活していると、周りや情報に流されたり自分を見失いがちになるので、あえて何もないところで心の中を見つめる時間を作るんです。自分を知るのが怖いっていう人もいるけど、私は逆。本当はどう感じているのかとか自分自身と対話するのは、日常でも軸をブレさせないために必要なことと思うから」

時には気ままに本を読んだり、ふと写真を撮ることこともしばしば。それはきっと、写真好きな両親の影響だと教えてくれました。
「子どもの頃は何でいつも撮ってんのって文句を言ってたのに、気づいたら私がいつも撮るようになってた(笑)。父に撮り方を教わったのが懐かしいな」

3月上旬。この日は午後から太陽が顔を出して、暑いかと思えば、陽が陰ると急に肌寒く感じたり。Tシャツ姿の志暁さんへジャケットの代わりにと大判のリネンスカーフ「TSAVO」を手渡しました。リネンの繊維は中が空洞になって空気を含むため、冬は体温で暖まった空気を保つことで身体を温めてくれるのです。
「ふんわりした温もりがホッとしますね。リネンなのに思った以上にあったかい。これからは海に行くときバッグに入れておきます」

柔らかなTSAVOに包まれながら、たくさんの写真を撮った志暁さん。美しい景色を見つけると、熊本に住むお母さんにも見せたくなるそう。砂の上には、拾い上げた貝殻やシーグラスを使って“ÄITI”の文字が描かれていました。アイティ(ÄITI)とは、フィンランド語でお母さんのこと。「ほら、ちゃんとAの上に点々も入れてますよ」と笑いながら小さな二つの貝殻を指さしました。


My Family / My Basic

フィンランド人のお母さんから
教わったこと

志暁さんのお母さんは、大学で教鞭をとりながら、高福祉国家・フィンランドの教育制度や男女平等社会などから学べる「自分らしい生き方」について発信する、とてもパワフルな女性です。
フィンランド人であるお母さんからの教え。それは物質的ではなく、生活の質を大切にする価値観やライフスタイル、そして家族の時間を大事にすることでした。フィンランドに住んでいた頃、週末のうち1日は必ず家族全員と近くに住むお祖父さん・お祖母さんとおやつを食べて、一緒に森を散歩するのが習慣だったとか。そんなフィンランドで過ごした日々の記憶は、美しく広大な風景とともに今も強く心に残り、支えになっていると言います。
「母のような母親になりたいっていつも思ってます。私自身が母の考え方とか愛情に救われてきた部分がすごく大きいので。学校では見た目的にもアイデンティティが違うことで合わないことが多くて、自分の居場所がないって感じても、家に帰れば絶対的に安心できるものがあった。いつか自分の子どもに私も同じようなことができたらなって思うんです」

古いもの好き、そして断然アナログ派という志暁さんのお気に入りをここでご紹介。
写真1:「まずは手紙。書くのももらうのも好き。フィンランドにいる親戚や母から何でもない時に届く手紙の中にある言葉にハッとすることが多いですね」
写真2:「アクセサリーは新しく買うよりも、家族や親戚が使っていた物をずっとつけている感じです。左端のネックレスは日本の祖母から譲り受けたもの」
写真3:「フィンランドで、家に住む小さな妖精のような存在『トントゥ(Tonttu)』。小さい頃は一人で留守番することが多かったけど『トントゥが隠れて見守ってくれてるから大丈夫』って思ってた。だから今も置いちゃいますね」
写真4:家族が住む熊本の家ではラプアン カンクリのストールや湯たんぽなどを長く愛用中。ラプアン カンクリのアイテムに共通して言えるのは、柔らかですごく肌触りがいいこと。特に私は肌が敏感なので大事なポイントです」
写真5:「季節の花を飾るのがマイルール。テーブルセンターとして使った『USVA』は水がこぼれても本当にすぐ乾くし、くしゃっとした見た目が絵になります」


Weekend escape_2

懐かしくて新しいシナモンロール

以前から気になっていたという、鎌倉にある「ライ麦ハウスベーカリー」へちょっと寄り道。フィンランド人のオーナー、ラッパライネン・アキさんが溶岩窯で焼き上げる本場のシナモンロールが絶品と評判のお店です。志暁さんもシナモンロールをテイクアウト。ふわふわの焼き立てを日向のベンチでいただきます。
「懐かしいなあ。もうお店に入った瞬間にフィンランドの匂いだ! って。シナモンロールは、カルダモンのスパイシーが効いた本場の味です。私の祖母が作るものは、もっとバターや牛乳が入ってて、かなりずっしりするんですけど、これは軽くて日本人には食べやすい味ですね」

ライ麦ハウスベーカリー
鎌倉市小町2-8-23 TEL 0467-24-0229
ホームページ https://raimugihausu.stores.jp/
インスタグラム @raimugi_house

溶岩窯でふっくらと焼き上げたライ麦パンの味と食感は格別。
ラプアン カンクリ表参道店では定期的にシナモンロールのイベントを開催しています。

フィンランド人にとって
木は友達

「その時は水の音が聞きたかったので、・・渓谷へ行った」とか「熊本にあるこの山にはすごくいい風が吹くんです」とかとか。志暁さんは動物のように感覚的で、まるで世界を旅して様々な景色を知るスナフキンのような表現が心地よく胸に響きます。
「ふふふ。生活に自然が不足すると身体が求めるんですよ。いつもちょっとした自然の変化を感じたいし、小鳥のさえずりや植物の香りなんかもすぐに反応できるのが理想。だから森に来ると、嬉しくて思わず木に抱き着いちゃうんです。フィンランド人にとって木は友達だから」

母の日の贈り物

母の日は、子どもやお父さんが朝食を作ってお母さんの寝ている寝室に運んでお祝いする、フィンランドではそんな素敵な風習があります。志暁さんもフィンランドに住んでいた時にこのお祝いをしたことがあるそうです。
「早起きして兄と一緒に花を摘んで、朝食はオープンサンドのようなものを用意して。きゅうりとかハムとかを切って絵みたいにした幼い頃の記憶があります。手紙にはたくさんの想いを書いて。母はすごく喜んでましたね」
「今年はギフトを贈りませんか? 」と志暁さんへ提案しました。フィンランドで母の日の花とされる二輪草がモチーフとなった「VALKOVUOKKO」は、タオルの端が摘まれるとブーケが現れる、まるで小さなサプライズのようなデザイン。この日にふさわしい一品なのです。海で撮った写真にメッセージを綴り、花を添えれば志暁さんらしいラッピングの完成です。
「VALKOVUOKKOと一緒に今日見つけたきれいな瞬間を箱の中へ詰めました。
気持ちいい空気も感じてもらえたらいいな」


items

  • USVA / scarf

    material
    100% linen(washed)
    size, price
    70x200cm ¥8,800
    color
    linen-yellow
    online shop
  • HALAUS / scarf

    material
    100% linen (washed)
    size, price
    35x200cm ¥5,940
    color
    finnish-green
    online shop
  • KATAJANMARJA / handkerchief

    material
    100% linen(washed)
    size, price
    36x36cm ¥1,870
    color
    blue
    online shop

  • KOIVU / bag

    material
    60% linen・40% cotton
    size, price
    28x33cm ¥3,850
    color
    white-black
    online shop
  • USVA / multi-use towel

    material
    100% linen(washed)
    size, price
    95x180cm ¥12,650
    color
    linen-brightblue
    online shop
  • TSAVO / scarf

    material
    100% linen(washed)
    size, price
    70x200cm ¥8,800
    color
    petroleum-rose
    online shop

  • USVA / hand towel

    material
    100% linen(washed)
    size, price
    48x70cm ¥3,190
    color
    linen-aspen green
    online shop
  • VALKOVUOKKO / towel

    material
    60% cotton・40% linen(washed)
    size, price
    48x70cm ¥2,970
    color
    linen
    online shop

profile

profile

011

志暁
Shiki

しき:1994年生まれ。13歳の頃からモデルとしてのキャリアをスタートし、雑誌や広告、ショーなどで活躍する。日本人の父とフィンランド人の母を持ち、10歳から12歳までフィンランドに暮らした経験からフィンランドのライフスタイルに関する取材を受けることも多く、 “自分らしい豊かさ”を自然体で表現する姿が幅広い層から支持されている。
インスタグラム @shiki.82

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