ラプアン カンクリのプロダクトをお渡しして、
実際に2週間使っていただきました。
さて、その後の暮らしぶりはいかがですか?
Photo: Tadaaki Omori
edit: Aya Sasaki
writing: Mami Miyazaki
メイクアップアーティストとして国内外のモデル、女優から絶大な支持を得ている早坂香須子さん。元看護師としての経験や、アロマテラピー、植物療法を学んだ医学的知識と観点から、近年はホリスティック美容の専門家としてオーガニックプロダクトのコンサルタントとしても活躍しています。美と健康に精通する彼女のオンとオフに、ラプアン カンクリのアイテムはどのように生かされているのでしょうか。
01. A little break
心の声が欲するものを選び取る
心身のバランスを整え、体の内側からの美しさを醸成していく”インナービューティ”にいち早く注目し、実践してきた早坂さんのライフスタイルには、綺麗になれるヒントがたくさん。体内に摂り入れる栄養素や、肌に触れるものの選び方にも独自のこだわりが詰まっています。仕事の空き時間などに立ち寄るお気に入りのスポットが、東京・代官山にあるコールドプレスジュース専門店「Why Juice?」(東京都渋谷区代官山町13-8)。
「ここではビーツやケールを使ったブレンドをよく飲んでいますね。仕事柄外食が多いので、なるべく生の野菜や果物から酵素を多く摂るようにしています。外出先でもコールドプレスジュースを飲んだり、家では生野菜を良質のオイルでサラダにしたり、外食で偏りがちな栄養バランスを補うようにしています」。日々、自分の体が何を欲しがっているのか対話することを欠かさないという早坂さん。身を包む衣服も、デザインや機能性に加えて素材感や肌写りを意識して選んでいるのだそう。
「今日羽織っているラプアン カンクリのポケットショールは、本当に軽くて肌触りが良いですね。さっと引っ掛けるだけで様になるし、ポケットに財布や携帯が入るサイズなので手ぶらで出かけられるのも嬉しいですよね。意外と、ジャケットを着るほどでもない季節って長いじゃないですか。そんな時期のちょっとした外出に、軽い・簡単・なおかつオシャレなアイテムってなかなかないんです。自分のワードローブにも自然と馴染んでくれました」。1枚の布で、たたむとコンパクトになるポケットショールは早坂さんのように仕事で様々な場所を行き来する活動的な女性にぴったり。シンプルで上質なデザインはモードからカジュアルまで、様々な着こなしに対応してくれます。
「寒い時はひざ掛けにできるサイズだからこれからの時期に重宝しますね。コートを着る季節になったらマフラーとして使うとボリューム感も楽しめそう」。
02. Cooking with happiness
何気ない瞬間を変える一枚の布
早坂さんにとって、食べることはその人の美しさの基盤を作る重要な行為。できるだけ料理の作り置きや食材の買い置きをせず、フレッシュな旬の食材のエネルギーをシンプルな調理法でいただくようにしているそうです。「スーパーにお買い物に行くこと自体が好きなんです。知らない調味料と出会ったり、旬のお野菜や果物と出会える。そこで体が欲したものを買って、思いつきでぱぱっと料理することが多いですね」。
手際よく料理を進めていく早坂さんの手元を見ると、野菜の水切りにリネンのキッチンタオルが活躍していました。「私は普段からキッチンペーパーを使わないので、いつもこうやって水切りしているんです」。洗った野菜を優しく包みつつ、速乾性のあるリネンは鮮度が命のサラダにぴったりで、真似してみたい素敵なアイデア。この日のメニューは紫水菜とサニーレタス、トマトにリンゴとマッシュルームで異なる食感を加えた食べ応えのあるデリサラダ。ドレッシングも早坂さんのお手製です。「夏の疲れが出てくる時期なので、塩麹とヘンプシードオイルを合わせて発酵食品を取り入れたドレッシングにしてみました。仕上げにシークワーサーを絞っています」。栄養バランスはもちろん、食材の色合わせも美しく食欲をそそる早坂さんのサラダ。メイクアップアーティストの色彩感覚が何気ない日常の場面でも生かされています。
また、毎日の生活に彩りを添えてくれるのが花。玄関やキッチン、ダイニングに飾って楽しんでいるそう。「広尾のフラワーショップ ”point neuf” には個性的な花が多いのでよく行きます。パリで活躍されていたオーナーの川口さんはシックなアレンジメントが上手。花との付き合い方を教えてもらいました。自宅の大きなダイニングテーブルには、存在感のあるお花を飾って楽しんでいます」。来客時には、その日のテーブルコーディネートのテーマを決めて、来る人に合わせたお花や食器、クロス選びを楽しんでいるのだとか。
「ご飯を食べるときに、キュンとして買ったランチョンマットを一枚敷くだけでも食事の満足度が変わりますよね。簡単なサラダを作るだけでも、一枚の布で料理が綺麗に映えるのであれば、たとえ自分ひとりのためにだけでもその手間をかけてあげたいですね」。
03. At my work
大切な人を包み込む、柔らかなリネン
撮影現場での早坂さんは、その日の被写体となるモデルや女優を迎える前にも細やかな心配りを欠かしません。必ずアロマディフューザーを持ち込んで空間を良い香りで満たし、メイク前にはマッサージで肌の土台作りからスタートするなどリラックスできる環境作りを常に心がけています。モデルの肌に触れるメイクアップツールやタオル類も上質なものを選び、おもてなしの心で接する、そんなプロフェッショナルな姿勢が多くの美しい女性たちに信頼されているのです。
「モデルさんのメイクをするときに、タオルはひざ掛けにしたりちょっと肩から掛けたりといろんな用途に使うのですが、その時の素材の良さは重要です。モデルさんたちは良いものにたくさん触れてきているので、ラプアンカンクリのこのリネンを使っていたら、大切に自分が扱われているということをわかってもらえるんじゃないかなと思います。ゴワゴワのタオルで包まれるのと、すごく肌触りの良い柔らかいリネンで包まれるかでは全く気分が変わりますよね。私たちの仕事は、モデルさんに笑顔でカメラの前に立ってもらう仕事なので、彼女たちに触れる素材の良さもすごく意識しています」。
今までは、「リネン=ベッドルームやキッチンで使うもの」というイメージを持っていたと語る早坂さん。ラプアン カンクリのウォッシュドリネンのマルチユースタオルを実際に使ってみて、その概念が覆されたそう。
「今まで仕事の現場でリネンを使うことはあまり想像していませんでしたが、このシンプルなデザインや絶妙なサイズ感は使える!と思いました。良いものを皆さんと共有したいと思っているので、このリネンたちは現場で今後も使っていきたいですね。すごく機能性があって、女性がウキウキするようなデザイン性もある。仕事の現場だと、洋服のラックが置いてあって主張のあるデザインのものが多いので、そういう場所でも邪魔をしないシンプルで一目置かれるようなデザインが素敵だと感じました。北欧デザインと聞くと、一般的にはほっこり、可愛らしいイメージが持たれていますが、実用性があって日常にちょっと華を添えてくれる、自分の人生に寄り添ってくれるものが北欧デザインの本質なのではないかと思っています」。
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早坂 香須子Kazuko Hayasaka