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ラプアン カンクリのプロダクトをお渡しして、
実際に2週間使っていただきました。
さて、その後の暮らしぶりはいかがですか?

002 Hidei Takayama

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古材をつなぎ合わせて有機的なフォルムの家具やプロダクトを作る木工作家の高山英樹さん。益子の田園風景の中に建つ自宅とアトリエも、数年かけてセルフビルドで作り上げています。クリエイティビティの塊のような高山さんが、ラプアン カンクリのプロダクトを手にしたら、空間はどんなふうに変化するのでしょうか?


01.普段の暮らし

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光に包まれるセルフビルドの家

高山さん一家が益子に暮らすようになったのは2002年のこと。たびたび国内外のインテリア雑誌にも取り上げられているご自宅は、2階建ての大きなプレハブをベースに、床、窓、バスルームから家具まですべてセルフビルドで作り上げられています。
「元々父親が大工だったことから建築にも興味があったんです。以前は舞台衣装のデザインなどファッションの仕事をしていましたが、徐々に内装も手掛けるようになり、益子に以前あったヴィーガンカフェ『JAMU LOUNGE』のオープンの為の改装を手伝う中で、この土地を見つけて移住しました」。
家の周囲は、360度田んぼと野山に囲まれていて、室内に入っても大きな窓から里山の風景を眺めることができます。一日中光を取り込み、自然の中に溶け込んでいるようなこの家のコンセプトを尋ねると、「ビニールハウスに住みたかったから」という思いがけない答えが返ってきました。
「農作業を手伝ったとき、ビニールハウスの中が暖かくてとても快適だったのが印象に残っていて。プレハブに大きな窓をつけることでビニールハウスのように一日中光を取り込めるようにしたんです」。
衣服からプロダクト、家具、家まで自身で造る高山さんがものづくりにおいて大事にしていることが、肌触りや皮膚感覚。家で使う陶器や家具、リネン類も、触った時の感触を大事にして選んでいるそう。
「ラプアン カンクリのリネンも、触り心地や素材感がいいですね。肌を包むととても気持ちがいい。大判のものを一枚ソファサイドに置いておけば、来客時にカバーにしたり、昼寝のときのブランケットにちょうどいいですね」。


02.食べること、集うこと

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世界の人がつながる食卓

益子は夜に開いているレストランが少ないので、以前から自宅でギャザリングパーティを開いていたそう。料理上手な奥様の手料理をとっておきの器に盛りつけてテーブルコーディネートするのが高山さんの担当です。
「僕は料理をしませんが、食器を洗うのは好きなんです。器を洗う時に高台を眺めていると、作者の意図や個性に改めて気づくことがあります」。
この日のランチでは、ヒースセラミックスとスターネットの角皿にアボカドとブロッコリーのペペロンチーノパスタを、アスパラのポタージュは友人の額賀章夫さんの器に手際よく盛り付けていきます。高山さん作の大きなダイニングテーブルにリネンのクロスが掛けられ、地元で採れた旬の野菜料理が並ぶと、カラフルな食卓に思わず歓声が上がります。
「益子は陶芸の街なので、食にこだわる人が多くオーガニックの農家も多いんです。食べることに興味がある人が集まっている土地は文化的に豊かになる傾向がある。今は世界中の人が食べることに夢中になってきていますよね」。
おもてなし上手の高山さんの家には、年中国内外のアーティストが遊びにやってきます。実は、2014年に雑誌『KINFOLK』が世界25都市で同時開催したギャザリングイベントの日本会場になったのが、高山さんの自宅でした。
「大阪から来て頂いたfoodscapeの堀田祐介シェフが自ら釣った魚を料理してくれました。自宅のテーブルをつなげてロングテーブルにして、20人近くで食卓を囲みました。初対面の人もいたのが嘘のように、打ち解けた楽しい時間でした」。
海外のゲストが一番驚くのが、エンドレスに続く日本の家飲みスタイルだそう。
「帰国してからも、今日は益子スタイルだといって取り入れているみたいです(笑)」。


03.作品の生まれる場所

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木との対話で生まれる作品

ランチが終わると、自宅に隣接した木工アトリエに移動し、作品制作に取り掛かります。アトリエは、元々古い農機具倉庫だったところを改装して木材置き場にしています。最近さらに増築してギャラリースペースを設けたところだそう。この日は、7月にサンフランシスコのヒースセラミックスのギャラリーで展示するための作品が飾られていました。額賀章夫さんと一緒に出展する今回の展示では、高山さんの作品に惚れ込んだヒースセラミックスのディレクターTung Chiang氏との初めてのコラボレーションも実現したそう。作品は、最後にくるみオイルで拭いて仕上げています。木材にオイルが浸透することで樹脂化し、木の補強や防水効果もあるそうです。
「木の食器を作ることも多いのですが、このオイルは食用なので、口に入っても大丈夫なんです」。
オブジェは自然界の形から発想することが多いと語る高山さん。作品の制作は、なるべくシンプルに素材を生かすようにしています。集まってきた木の肌触りをひとつひとつ確かめながら時間をかけて磨き、古材が輝きと生命力を取り戻した結果、有機的なフォルムの作品が生み出されています。
「ここにある作品はすべて、日本の木で作られています。ケヤキ、栗、桜などは比較的手に入りやすい国産材なんです。日本では輸入木材が使われている家具や住宅が多いですが、僕はできる限り地元の素材を使って作品を作っていきたいですね」。


04.益子の自然

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益子の街が持つ磁力

高山さんにとっての益子の魅力は、「東京からの程よい距離」と「周囲の自然環境」。毎朝の日課は、夫婦で家の周囲を散歩すること。四季折々の植物が育つ散歩道で植木や下草の手入れをしたり、季節の野草を摘んでハーブティーにしたりと楽しみは尽きないそう。この日も、庭で摘んだミントとスギナのハーブティーと、奥様手作りの杏仁豆腐でティータイムを楽しんでいました。気温変化の激しいテラスにも、ウォッシュドリネンのブランケットが一枚あると、日よけになったり肌寒さから身体を守ってくれるので安心です。
「仕事でもプライベートでも、よく旅をするのですが、サンフランシスコでも、ヘルシンキでも、中心部から2時間くらい離れた郊外に暮らしながら、ものづくりをしているアーティストが住む集落があるんです。それぞれがスモールビジネスをやっていて、小さなファクトリーが集まっている。土地の条件や人々の暮らし方にしても、益子はそれにぴったり当てはまっているんですよね」。
確かに、いま世界中でそのような価値観のシフトが起こっていて、多くのアーティストは、より自由に創作活動に打ち込める広い空間とより良い自然環境を求めて郊外に移り住む傾向があります。
「今の時代は、素材、オーガニック、ナチュラル、循環というのが世界のクリエイターの間での共通認識になっています。ものが溢れている世界で、現代のものづくりに求められるものを、生活や自然の中により深く入っていき、身を置くことで感じ取ろうとしているのかもしれませんね」。


items

  • item01

    USVA / bath towel

    material100% washed linen
    size, price70x130cm ¥8,000
    color65877 87/white-linen-yellow
     65867 86/white-linen-green

  • item02

    UITTO / multi-use towel

    material100% washed linen
    size, price95x180cm ¥12,000
    color64143 18/grey-white

  • item03

    ESKIMO / towel

    material50% washed linen・50% cotton
    size, price48x70cm ¥2,600
    color29567 6/white-cloudberry


  • item04

    KASTE / multi-use towel

    material100% washed linen
    size, price95x180cm ¥11,000
    color65133 13/linen-white

  • item05

    USVA / linen blanket

    material100% washed linen
    size, price150x260cm ¥22,000
    color200491 89/white-grey

  • item06

    USVA / linen blanket

    material100% washed linen
    size, price150x260cm ¥22,000
    color200431 83/white-linen-red


  • item07

    TRIANO / kitchen towel

    material100% washed linen
    size, price48x70cm ¥2,600
    color26627 62/white-red


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profile

002

高山英樹Hideki Takayama

石川県出身。文化服装学院卒業後、都内で舞台衣装や布のオブジェを制作。後、北米や中米、アジア、ヨーロッパなどを旅しながら、国内で内装や家具の制作を手がけるように。
2002年から栃木県・益子へ移住。国内外で作品を発表、建築プロジェクトにも参加している。

Archive

  • 001渡辺 有子

    Yuko Watanabe
  • 003早坂 香須子

    Kazuko Hayasaka
  • 004エイヤ・コスキ

    Eija Koski