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ラプアン カンクリのプロダクトをお渡しして、
実際に2週間使っていただきました。
さて、その後の暮らしぶりはいかがですか?

丁寧な手仕事で仕上げられたハコラのソファがフィンランドで注目を集めています。1963年に創立した家具ブランド、ハコラはラプアン カンクリと同じく、フィンランド北西部、ポホヨンマーに根ざしています。現在、クリエイティブディレクタ ーを務めるのは創立者の孫であるアンナレーナ。可愛い二人の息子の母でもあります。ミッドセンチュリーのインテリアが美しい、ヘルシンキ郊外の豊かな暮らしを覗いてみました。


かけがえのない家族との時間

長男のエルメリ君(5歳)が生まれてから、数年かけて自分たちにぴったりの住処を探し続けていたアンナレーナとトゥオマス。ふたりが出会ったのは60年代に建築家、オスモ・レッポが設計したテラスハウス。この家に入った途端、「ここだ」と直感したのだと言います。ふたりは幼少時代を自然溢れる地方で過ごしました。子育てをするなら、やはり自然が近い場所でという価値観を共有しているため、10年住んだ便利な都会を離れ、郊外へ引っ越すことに。運命的な出会いを果たしたこの家には、この先長い間住むことになるだろうと確信しているのだとか。休日には家族で、キノコ狩りやブルーベリーを摘みに国立公園へ。すぐ近くに豊かな自然が広がります。
朝ご飯はどんなに忙しくても家族一緒に頂きます。平日の朝はライ麦と手作りのベリーのスムージーが定番のメニュ ー。時間のある時は息子のエルメリ君の大好きなブルーベリーパンケーキを焼きます。ラプアン カンクリのキッチンリネンは毎日使っているの。よいデザインはもちろんのこと、使い勝手もとてもよいの。洗うごとに風合いもよくなります」

夏休みはトゥオマスが生まれ育った湖水地方で、祖父から受け継いだ木製ボートに寝泊まりし、湖上の暮らしを満喫。冬には北部に行き、家族でスキー休暇を楽しみます。暮らしにめりはりをつけることで、バランスをとっています。どんなに忙しくても、季節ごとの楽しみを忘れません。
多忙なアンナレーナにとって、子供と過ごす時間はかけがえのないひととき。「子どもの世界は仕事とは全く逆の世界。一緒にいる時間は、他のことなど考えられず、子供たちだけに集中するので、仕事のことなどすっかり忘れられて、良い気分転換になります」
子育てや家事などもフィンランドらしく夫婦でこなします。出版社で働くトゥオマスは現在2ヶ月の育児休暇を取り、7ヶ月になるノーア君との時間を楽しんでいるのだそう。「掃除機は嫌いだけど、子育ても食事作りも積極的にしてくれます。薪割り、庭仕事や雪かきなど、家の仕事はたくさんありますが、手分けしてやります。よいリフレッシュでもあるのよ」


自然と寄り添う暮らし

壁一面が窓になっているリビングには光が豊かに差し込みます。冬が長いフィンランドでは室内にいかに自然光を取り入れることが大切。「光がたくさん入り込むこのお家に引っ越してから、観葉植物に興味を持つようになったの」というアンナレーナ。窓の外に広がる森の景色がそのまま室内につながっているような感覚になります。「窓越しに移りゆく風景を見るのも、楽しみの一つ。郊外の家に住むようになり、薪割りやガーデニングなど、家の仕事が増えたけれど、それも楽しんでいるの」ショールをふわりと巻いて、暖炉にくべる薪を取りに行きました。


ミッドセンチュリーのインテリア

60年代に建てられた自宅は、赤茶色のレンガが美しいミッドセンチュリーの建築。黒を基調としたインテリアはスカンジナビアデザインがとてもよく映えます。落ち着いたトーンに囲まれていると、自然と気持ちも静まります。「一番大切にしているのは、家でリラックスできること。インテリアはあえて、白ではなく、落ち着いた暖かいトーンを選んでいます」自分が育った家でもそうだったように、ふんだんに天然素材を取り入れているのだそう。
デザインの黄金時代ともいわれている、ミッドセンチュリーのデザインは時が経っても色褪せません。家にはアルテックやイッタラをはじめ、数多くのヴィンテージ食器や家具を取り入れています。ハコラやラプアン カンクリのプロダクトの落ち着いた色調はそんな雰囲気にうまく解け合っています。
一目惚れしたという家はとても大切に使われていたので、「ほとんど手直しも必要ありませんでしたが、水回りのみ、自分たちでリノベーションしました。こだわりのバスルーム。エルメリもお風呂が大好き。薪で暖めるサウナは体の芯から温まって、最高のリラックス。お風呂上がりにはラプアン カンクリのリネンバスタオルを愛用しています。肌触りも吸収性もとてもよいの」


祖父から孫へ 受け継がれるストーリー

ハコラがあるのはポホヨンマーと呼ばれるフィンランド北西部の村、ユルヴァ。
昔から手仕事が盛んで、特に優れた木工職人が多い地域です。祖父が始めたハコラでは、今でも注文が入ってから、経験豊富の職人が一つ一つ丁寧にソファを手作りしています。
ハコラの生みの親はアンナレーナの祖父、エーロ。現在はアンナレーナの父、ヤリが継いでいます。小さな頃から、工場で働く父の姿を見て育ったアンナレーナ。お気に入りの場所はソファの素材であるスポンジの倉庫。その上で飛び跳ねて遊んでいて、怒られたこともあるのだとか。夏になると工場の手伝いをし、インテリアの見本市では販売を担当していました。
アンナレーナは多くの優秀なデザイナーを輩出したアアルト大学に進学し、デザインや国際ビジネスマネージメントを学びます。当時、生産が国外に移り、同業者が次々と工場を畳んでいく中、ハコラも岐路にたたされていました。父親は会社を売る準備もできていましたが、誰も買い手が見つからないくらい深刻な状況だ ったそうです。世界でも最高の品質を誇るソファの生産を諦めることができなかったアンナレーナは、ウェブショップという新たな可能性を信じ、従来のやり方を大幅に変えることで生き残ることができるのではないかと考えました。2014年よりクリエイティブディレクターに就任し、リニューアルに全力を注ぎました。
ロゴやビジュアルを一新し、ハコラの歴史や物語をビジュアル化するなど、ウェブサイトも充実させ、海外からオーダーできるようになりました。Sofa & moreというコンセプトで、才能ある若手デザイナーによるインテリアプロダクトやテキスタイルのコレクションは若い層を魅了しました。ますます地産地省という価値観が浸透する中、フィンランドの資材からフィンランドの職人の手で作りだす家具に価値が置かれ、80年代以来の注文数を誇りに至るようになったのです。


アンナレーナのライフワーク

クリエイティブディレクターの仕事の他に、PRからマーケティングまで全てこなしているアンナレーナ。 アンナレーナの仕事は多岐に渡ります。今は2人目の息子も小さいので、家で仕事をすることが多いそう。コーヒーを飲みながら、コンピューターに向かったり、次のコレクションをデザインしたり、キャンペーンを企画したり、フェアに参加したり、インタビューをうけたり。毎日が異なり、刺激的なので、飽きることはないのだとか。
自分の故郷で心を込めて作られた家具に心から誇りを持っているアンナレーナ。その情熱に共感を寄せる人がたくさんいます。ライフワークが見つかり、ブランドの顔でもあるアンナレーナの輝く姿はフィンランド女性たちの憧れ。明るくフレンドリーなアンナレーナは人を巻き込んでいくのが得意。昔から欲しいものがはっきりとしていて、あきらめない精神の持ち主だったと言います。
父の仕事を手伝った経験から、大学での学び、アルテックでインテリアデザインのアドバイザーの仕事まで、全ての経験が今の仕事に結びついていて、やりがいを感じています。アンナレーナの活躍も家族のサポートがあってからこそ。出版社で働く夫も、写真撮影から搬入まであらゆる手伝いをします。家族の絆が強く、どんなに忙しくても家族第一というのは徹底しています。
デザインも生産もフィンランドが誇りであるハコラのソファ。ハコラのミッションは最高のソファを家庭に届け、豊かな暮らしに貢献すること。家族経営で、世代を超えて大切に営まれてきた哲学はラプアン カンクリともよく似ています。ハコラのソファと、同じエリアで織られたラプアン カンクリのブランケットの相性がとても良いのは、そんな所に秘密があるのかもしれません。


items

  • USVA / linen blanket

    material
    100% washed linen
    size, price
    150×260cm ¥22,000
    color
    200481 1 / linen-grey
  • SIRU / towel

    material
    100% washed linen
    size, price
    48×70cm ¥2,600
    color
    27057 5/white-blue
  • SIILI / Kitchen Towel

    material
    50% washed linen-50% cotton
    size, price
    48×70cm ¥2,600
    color
    274537 53/white-red

  • LAMMAS / blanket

    material
    100% wool
    size, price
    90×130cm ¥10,000
    color
    100202 2/grey-white
  • MARIA / pocket shawl

    material
    100% wool
    size, price
    60x180cm+fringes ¥9,500
    color
    102413 3/black-grey
  • SAAGA UNI / mohair blanket

    material
    70% mohair-30% wool
    size, price
    130×170cm+fringes ¥24,000
    color
    100176 6/moss

  • CORONA / blanket

    material
    100% wool
    size, price
    130×170cm+fringes ¥22,000
    color
    100492 10/grey-rainy blue
  • KASTE / multi-use towel

    material
    100% washed linen
    size, price
    95×180cm ¥11,000
    color
    65183 18/grey-white
  • USVA / hand towel

    material
    100% washed linen
    size, price
    48×70cm ¥2,900
    color
    65874 7/linen-yellow

profile

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006

アンナレーナ・
ハマライネン

Annaleena Hämälainen

アアルト大学でテキスタイルやインテリアデザインを学ぶ。アルテック社などで勤務した後、祖父が創業したソファメーカー、Hakolaのクリエイティブディレクターに就任。Sofa & moreという柔軟な発想で、若手デザイナーを積極的に採用し、ブランドイメージやコンセプトを刷新。
ブランドのリニューアルに成功し、国内で注目を浴びる。2児の母でもあり、家族との時間を大切にすることで仕事とのバランスをとっている。www.hakola.fi

Archive

  • 001渡辺 有子

    Yuko Watanabe
  • 002高山 英樹

    Hideki Takayama
  • 003早坂 香須子

    Kazuko Hayasaka
  • 004エイヤ・コスキ

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  • 005川口 昌亮

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